地方都市での離婚や家族関係の価値観
地方での離婚環境

地方での家族関係

嫁姑問題や跡継ぎ問題への考え方など、三重県のような地方都市では、独特な価値観が重要視されることがあります。
平穏な生活の中、「そのようなものか」で済んでいるうちは良いのであるが、何らかの障害が発生し、いざ離婚となった時には、地方の閉鎖的な価値観が大きな問題となることは少なくないのです。
それまでは道徳的だった人たちが、吾が家のこととなると豹変し、異様と思える価値観を押し付けてくる。 地方独特の我が家至上主義や差別主義が垣間見れます。
結婚相手の選定から、嫁や婿の生き方もその価値観を守る対象で、離婚ともなると信じられない方法で牙をむいてくることがあります。

婚姻時の味方が離婚時には敵

忘れてはいけないのは、地方で家督を重要視する家系に入る配偶者は、どこまでいっても血縁関係のない部外者であり、婚姻時は一定の家族関係が認められていたとしても、離婚すると決まった瞬間、結婚前の「赤の他人」とされてしまうことがあります。

ただし、孫の存在というものは大きく、特に「内孫」ともなると、それまでの跡継ぎと考えていた実施から、跡継ぎ対象者が孫とする考え方に変化された場合、実施と孫を秤にかけることになります。

真の意味で信頼できるのは血縁関係と考えた方が無難

離婚後の生活圏

東京や大阪といった大都市はそうでもないかもしれませんが、三重県のような地方都市では離婚後の生活圏が離婚前と同じというケースが多々あります。

「同じ地域の者同士が結婚したので離婚後も同じ地域」
「子供の転校問題を考えると、学校区を変えたくない。」

様々な事情から、離婚後も同じ生活圏に双方が住み続けるのは地方では一般的なことといえます。

離婚後に元夫婦がニアミス・バッティングする可能性

同じ生活圏で暮らしていく以上、離婚後に顔を合わせたくない元配偶者と、「近くのイオンで」「スーパーで」「コンビニで」「駅やバス停で」、うっかり鉢合わせになる可能性は極めて高くあります。

その時、元配偶者の隣に離婚の原因となった不倫相手がいたとしたら・・・
ずっと会えていない子供から嫌な顔をされたとしたら・・・

きっと、もやもやした気持ちになられると思います。
ただ１つ言えることがあるとしたら、相手方に離婚の責任がある（有責配偶者であった）場合、下を向いてその場から離れるのは有責配偶者側でなければいけません。
悪くいない配偶者が逃げるようにしなければいけないのは間違っています。

決着をつけた離婚をする重要性

離婚後にストレスのない生活を過ごすのに必要な条件の中には、「決着のついた離婚する」という項目があるでしょう。
①どういった理由で、②誰の責任で離婚に至ったのか、③法的責任を取った（取っているのか）などによって、離婚後の生活の精神状態は大きく異なると思います。

また、相手の不倫が理由で離婚したにも関わらず、離婚後、周囲の方々に逆のこと（自分が不倫をしていたなど、こちらに離婚責任があった）など、ありもしないしない虚偽の事実を吹聴された場合、信じてしまう人がいるやもしれません。
またそういった出鱈目な話は陰で噂話的に話が広まることも少なくなく、そうなってしまうと、弁明の場すらありません。

離婚後、そのようにならない為には、調停を含めた公の場で白黒をハッキリさせた上での離婚をすることで防ぐことができる可能性が高まります。
また、離婚について説明が必要となった時にも、「調停で決まったことだから」と誰しもが納得できる説明が可能となります。

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